HISTORY OF DEVILLE 〜オメガ デ・ビルの歴史〜
1960年、デ・ビルは「シーマスター デ・ビル」として、シーマスターの中の1つのラインとして登場する。都市・街という意味を持つシリーズ名にふさわしく、フラットな風防にカレンダー表示をつけ、従来のシーマスターとは1線を画した実用的な腕時計でした。その後、シーマスターから独立し、オメガの4つ目のシリーズとしての「デ・ビル」の登場となる。シーマスターや、同じくシーマスターの派生であるスピードマスターとは全く違う、実用的で宝飾性の高い独自のラインを確立していくこととなります。デ・ビルのデザインは多岐に渡り、オメガで最も多くのバリエーションを誇るシリーズでもあります。1999年に登場した「デ・ビル コーアクシャル」により、デザイン性だけでなく機能面でも注目を浴びるシリーズとなっています。コーアクシャル脱進機の登場により、オメガの腕時計の精度は飛躍的な進歩を遂げたと言われています。量産化が難しいとされていたこのコーアクシャルをいち早く搭載させたのが、デ・ビル コーアクシャルなのです。「コーアクシャル脱進機」は摩擦による油切れを飛躍的に抑え、長期間精度を保つことができます。ドレスウォッチとしての一面を持ちながら,コーアクシャルやGMTといった機能も備える充実したラインナップのデ・ビル。そのシリーズ名が示すように、刻一刻と変化する街の中でも常に新しい時間を刻んでくれることでしょう。